エコプロ2019は海をキレイにするきっかけが沢山詰まった展示会だった

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Photo by cherubim1111 on Pixabay

「海をキレイにする」ために、どうすればよいのだろう・・・
環境問題や海のことについて調べれば調べるほどに、途方もなく自分は無知で無力であることを知らされます。
そこで、東京ビッグサイトで開催されたエコプロ2019へ行ってみたので、感想を記録します!

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写真におすすめのブログサービスを相談されたが、Instagramに落ち着いた話【プランニング・情報設計メモ】

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知人より「写真に向いているWebサービスを相談したいんだけど…」と連絡をもらい、話を聞きに行ってきました。今回はブログサービスの相談を受けたけれども、Instagramに落ち着いた話をします。

何か発信をしようと思ったときどのWebサービスを使えばいいか、迷ったことはありませんか?似た内容で立ち止まっている方の参考となって、行動の後押しになれば嬉しいです。  

写真をアップして、副業と収入につながったら嬉しい。

連絡をもらったときはザックリこんな背景でした。

  • 趣味で撮っている写真が溜まっている。
  • 公開して多くの人に見てもらいたい。
  • 仕事の幅が広がったら嬉しい。(相談者はクリエイティブ界隈の人)

Webサービスはあまり詳しくないので周りに色々意見を聞いていく中、WordPress、ブログサービス、Instagram、その他SNSのどれを使えばいいかっていう疑問に対してはピンとくる答えが貰えてなくて迷走中。まとめるとこんな相談内容です。

頼ってくれてありがとうございます。

写真を見せるにはブログサービスとSNSのどっちが良い?

何かしら情報を発信する時に、目的と状況を整理できれば使うべきサービスが見えてきます。いきなり「どのサービスを使おうかな」と考えるのはおすすめしません。

今回は目的がはっきりとしていました。
他の会話を整理したら見えてきたのはこんな状況です。

  • 他の仕事もあるからそんなに時間はかけられない
  • お金をかけるかどうかは要相談
  • 自分が開発をするイメージはない

目的と状況の共通認識を持ったうえで、それぞれのメリット・デメリットをそれぞれ話をしました。

WordPressのメリットとデメリット

デザイン・機能のカスタマイズ自由度がすごく高く、デザイン・SEO対策も思い通りのカスタマイズが出来るのは大きな魅力です。

サーバー管理、クラッシュのときは自己責任で修復など、個人の力量にとても依存します。時間と手間をかけられる、もしくは外注することが可能であればおすすめですが、今回はパス。

ブログサービスのメリットとデメリット

たくさんあるテンプレートの中からお気に入りのデザインを選ぶことが出来て、サーバ管理の必要もない、最初は集客しやすいのは魅力です。

サービスによっては有料にしないと機能制限があり、コンテンツ内容次第ではアカウント閉鎖の可能性も…。

imitsu.jp

自由度が高くて人気が安定しているはてなとライブドアブログを見せたが、気に入るテンプレートがなく、カスタマイズが必要となったのでこちらもパス

SNSのメリットとデメリット

日常的に使っているユーザーが多くて見てもらいやすいの大きな魅力です。スルスルとコンテンツが流れやすいのはデメリットにもなると伝えたうえで、メジャーな3つに絞り込んでざっくりした話をすすめる。

見てくれた人と密にコミュニケーションを取って行きたいのであれば Facebook。より広い層を狙いたいのあれば Twitter。写真と親和性が高いのはInstagram。

まずはInstagram発信し、名刺にアカウント名を書いてユーザー接点を持つことをおすすめしたら、ご納得いただけました。

まとめ:目的と状況を整理して、まずはアップしよう!

目的に応じてどういう流入経路を考えるかで使うサービスは変わってきます。自分で構築できない限りは何かしらのWebサービスを利用するのが早いです。

ただ、使うサービスを選ぶ時間はもったいないので、まずはやってみよう!アップしていきながら、やりたいことに輪郭を見定めてからの軌道修正もできるよ!

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【静岡県沼津市】沼津港深海水族館に行ってみた|深海の世界を見に行ったら、3億5000万年前と変わらぬ姿のシーラカンスに出会えた!

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地球温暖化で「サンゴ礁」が消える?海の多様性を支えるオアシスがなくなる問題を考えよう

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サンゴ礁が消えることは、私たちの生活にどう影響するのか。私たちの生活は、サンゴ礁と地球にどう影響しているのか。サンゴとサンゴ礁、二酸化炭素との関係を考えてみる。

 


インスタ映えする青い海。シュノーケルをつけて中をのぞくと、きれいなサンゴ礁の周りを泳ぐ小魚たちが見える。そんな美しい景色が、なくなってしまうかもしれないという危機が訪れているようだ。

―サンゴ礁がなくなるとは、どういうことか。
サンゴの特徴とサンゴ礁が担う役割を知り、サンゴ礁がなくなることの重大さを感じてみた。

サンゴはサンゴ礁をつくる「動物」だ

まずは、サンゴを知ることから始めよう。サンゴ礁の表面にふわふわと生息しているサンゴはクラゲやイソギンチャクの仲間で、なんと「動物」というカテゴリに属する生き物だ。以下のようなポリプと呼ばれる個体が分裂し、何千、何万という群れをなす。

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ポリプの構造
(引用:美ら海振興会

 

サンゴには、サンゴ礁をつくる造礁(ぞうしょう)サンゴがいる。イソギンチャクとの違いもここにあり、サンゴはサンゴ礁という骨格を造るところに大きな特徴があるようだ。

  • 造礁サンゴ・・・浅い海に生息。成長は早い。体内に褐虫藻(かっちゅうそう)がいる。
  • 非造礁サンゴ・・・深海に生息。造礁サンゴに比べてゆっくり成長する。

造礁サンゴが浅い海に生息しがちなのには、理由がある。それは、体内に共生させている褐虫藻に光合成をさせるためだ。造礁サンゴのエネルギーの多くはこの褐虫藻の光合成によってまかなっているため、浅い海にいる必要があるのだ。

サンゴ礁は、造礁サンゴが作る石灰質の土台

造礁サンゴは、自身の下に炭酸カルシウムを出すという性質によってサンゴ礁をつくりだす。この性質こそが、長い年月をかけて石灰質の骨格を形成し、サンゴ礁という地形をつくりだしているのだ。

サンゴ礁の表面には造礁サンゴがびっしりと生息し、サンゴの種類や海の環境に応じてさまざまな形へ成長する。サンゴ礁の形はさまざまで、平たいキノコのような形やキャベツのようなもこもことしたもの、枝のような形に成長するものもある。

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サンゴ礁がキレイな海を支えている?

①海の多様性を生み出す場所
サンゴ礁は、生き物の生息場所や産卵場所としての役割がある。
サンゴ礁がある海域はラグーンとよばれ、海に生きる生物のおよそ25%が生息する重要なエリアなのだ。

ファインディング・ニモにも登場するカラフルで可愛い魚たちも、サンゴといい感じで共存する生き物だ。彼らはサンゴ礁を敵から身を守る隠れ家とし、同時に栄養分をもらう大切な住処としても使っている。

②海の浄化に貢献
サンゴにはまた、動物なのに、二酸化炭素を吸収し酸素をつくる植物のような性質をもつ。二酸化炭素の吸収量は植物よりも多く、年間吸収量は20トンを超えるという。

青い海を維持するだけでなく、地球全体のバランスを保つことにも貢献する重要な生き物と言えるだろう。

海の酸性化がサンゴ礁を消す?

空気中の二酸化炭素量の増加は、地球温暖化のほかにも、二酸化炭素が海に溶ける量が増えることによる海水の酸性化にもつながる由々しき問題だ。

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海洋酸性化のメカニズム 

(引用:気象庁

 


サンゴ礁には「酸性に弱い」という弱点がある。
造礁サンゴがつくる炭酸カルシウムは、酸性化では溶けやすくなるという性質があるのだ。つまり、酸性に偏った海ではサンゴ礁はなかなか作られにくく、また既にある炭酸カルシウムは少しずつ溶けてしまう危険がある。

私たちに、自分にできること

サンゴ礁がなくなったら、そこを住処として生きる魚はどこで生活すれば良いのだろう。
可愛いニモは、どこへ行くのか。

普段何気なく過ごす毎日が、間接的に海の生き物の生きる場所をなくしていることにつながっているとしたら・・・

沖縄県では、サンゴ礁を守る条例をつくった。
サンゴ礁の重要性を知っている人たちは、こうして動き始めている。

www.pref.okinawa.jp

 

魚たちのオアシスを守るため、私たちが今できることは何だろう。
水族館で可愛い魚の姿をみるのと同時に、この魚たちと共存できる青い地球の将来を考え、実現できる仕組みを実現させたい。

 

 

海水温上昇も防げるかも。人工肉で、温室効果ガスをどうにかしようとしているスゴイ会社がある!

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人工肉が地球を救うのか!?海についてまわる地球温暖化という難題に「常識をくつがえす食材開発」で立ち向かう会社「Impossible Foods Inc.」。その想いとは。

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「EARTH HOUR 2019」に参加するということ ~海への想い、地球への想いが世界を変える~

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「環境問題への意志を世界中でいっせいに表現しよう」という一大イベントが、2019年3月30日に開催される。

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【神奈川県小田原市】生命の星・地球博物館に行ってみた|海を知るために、地球全体を過去から現在まで幅広く知ろう!

f:id:oh_ocean:20190310181025j:plain小田原は神奈川県のほぼ南西端にあり、少し西へ行けば箱根がありながら相模湾に面している地域。有名な小田原城から西へ4キロほど進んだ場所に、「生命の星・地球博物館」があります。

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海が抱える課題解決へ ~ 低炭素社会へ向けた自動車業界だからこそできる仕事 ~

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地上だけでなく、海でも猛暑で魚たちが大変なことになっている!

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日常生活に支障をきたすレベルの猛暑が近年頻発しているのはご存知の通りですが、海の中でも猛暑となっています。

9割の食塩にマイクロプラスチックが含まれているという事実

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海からとれる「塩」にプラスチックが入っていたなんて!
マイクロプラスチック&塩のニュースを取り上げました。

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【神奈川県横須賀市】観音崎自然博物館に行ってみた|海の目の前にある博物館で三浦半島のリアルな自然と生態を知ろう!

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観音崎東京湾相模湾に挟まれている三浦半島東京湾側に面している地域。
観音崎公園として整備されているその一角に観音崎自然博物館があります。

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